2013年11月25日(月)決算委員会質疑
2013年11月25日、参議院決算委員会で質疑に立ちました。
■議事録
【委員会配布資料】
■ パネル資料
■ 配布資料①
本日行われた参院決算委員会における私の質問に対する小松内閣法制局長官の答弁は、醜いはぐらかしや時間稼ぎに終始した極めて不誠実なものでした。「法の番人」たる内閣法制局長官がこのような極めて不誠実な答弁を行うことは、憲政史上において初めての出来事であります。日本は法に基づいて政治が行われる法治国家でありますが、その法治国家としての生命を絶たれたに等しい由々しき事態です。このように日本国家を揺るがす非常事態に陥った今、数々の暴挙により立憲主義や民主主義を破壊する安倍総理等の責任を徹底的に追及していくのだという私の決意は、より一層強固なものとなりました。
集団的自衛権の行使を可能とすることは憲法9条の解釈変更によっては不可能であり、それを可能とするには同条の条文改正、すなわち憲法改正による以外に方法はありません。この点について、小松内閣法制局長官は、憲法9条の解釈として上記と合致するこれまでの「政府答弁は引き継ぐ」と発言しておきながら、現時点において集団的自衛権の行使を可能とするには憲法9条の解釈変更では不可能であり条文改正によるしかないとの明言を、頑なに回避し続けました。 内閣法制局長官ともあろうお方が、「法の番人」ではなく安倍内閣総理大臣の番犬に過ぎないとは、予想以上の情けなさでした。
内閣法制局長官は、憲法を始めとする法令解釈について簡潔明瞭に答弁することが職責です。それにもかかわらず、小松内閣法制局長官は、私の質問に対して誠実な答弁を行うことを政治的理由をもって断固として拒否し、ひたすら聞いてもいない事項を長々と繰り返しはぐらかす不誠実な答弁に終始しました。内閣法制局長官が憲法解釈の答弁においてこのような不誠実な答弁を行ったことは、憲政史上において初めての事件です。このように「法の番人」たる内閣法制局長官が内閣総理大臣の番犬に成り下がった今、日本は、法が国を治める法治国家ではなく、時の権力者が恣(ほしいまま)に国を治める人治国家となってしまいました。私は、この危機的状況を脱し、法治国家たる我が日本国を取り戻すべく、確固たる決意を持って安倍政権を打倒して参ります。
本日の私の質疑につきましては、自民党の複数の先生からも高い評価を頂きました。また、 霞ヶ関のたくさんの官僚の皆さんからも賛同と感謝を頂きました。 暴挙を暴挙と思わず、しかも、どんなに卑劣な手段に訴えてでも事を運ぼうとする安倍総理は、近い将来必ずや政治的な裁きを受けることになるでしょう。