小西洋之の日本国憲法講演会
小西洋之の日本国憲法講演会
2013年6月8日、民主党千葉県連の青年委員会の主催の「憲法問題講演会」で講演しました。県連所属の地方議員のほかに、学生や一般市民の皆さんなどにご参加頂きました。
私は「日本国憲法と永田町の動向について」と題して、日本国憲法で一番大切な条文は、第13条(個人の尊厳の尊重と幸福追求権、公共の福祉)であることをご説明し、自民党の憲法改正草案が、現行の「公共の福祉」を「公益及び公の秩序」に変えて、国民の自由や権利よりも社会全体や国家の価値が優先する世の中に改変するもの(大日本国憲法と同じ世界)であることをご説明しました。
また「そもそも、憲法とは何か?」という自然権思想や近代立憲主義の考え方について、憲法の名前に値するものは「国民の自由と権利を保障し、権力を縛るもの」だけであり、国民に義務や責任を課すことができるのは憲法のもとの法律の役割であることなどをご説明しました。
さらに、96条改正論が憲法の本質を理解しない間違いであること、そもそも、憲法改正とは、国会議員が国民の皆さんの尊厳や幸福を守る法律がある憲法の条文の不足によりどうしても実現できないときに、「憲法改正をして、国民の皆さんのためにこういう法律を作らせて下さい」と主権者たる国民の皆さんに問うものであること(改正案の発議と国民投票)などをご説明しました。
講演に続く質疑応答でも、出席の皆さまから活発なご質問を頂きました。
youtubeの動画:
http://www.youtube.com/watch?v=WFlAN52BwaY
配布資料:
議事録:
議事録