政治信条
2010年の立候補時に皆さまにお約束した事項に重ねて、以下のことをお約束申し上げます。
・ 国民の皆さまの尊厳にこだわり抜く政治家であること
国会議員として政策業務に向かう中で日々心に刻んでいることがあります。
それは、我々国会議員が諦めれば、もう誰も国民の皆さんを守れる者はいないということです。
官僚時代なら「最後は政治の責任」と自分を納得させることもできたのかも知れません。
しかし、国会議員は国権の最高機関の一員として、国民の皆さまの尊厳と幸せを守り実現する最終責任を負う使命を全うしなければいけない存在です。
他方、現実の永田町は、国民の皆さまのための政策の実現よりも党利党略が優先される、あるいは、そもそもやる気のない政治家の存在のためにあるべき政策が失われる、また同じく、やる気のない官僚が抵抗するなど、国会議員のこの使命を全うするために多くの障害が存在します。
私は、政治家としての原点である父親(脳卒中後遺症による一級障がい者)の21年間の闘病生活への思いを胸に、国民の皆さんの守られなければならない尊厳と幸せの最大限に実現のために、決して折れることのない信念と執念を持って政策を実現していく政治家であることをお誓い致します。
・ 「ともに生きる社会」を実現する政治家であること
私が、候補者時代にキャッチフレーズとしていた「ともに生きる社会」は、当選後に民主党の2012年総選挙のマニフェストの言葉となり、さらに、党新綱領の中に民主党として目指すべき社会として規定されることとなりました。
あらゆる人のかけがえのない尊厳が保障され、その一度きりの人生の幸せを願う思いが他の人がその人生の幸せを願う思いとともに実現される、お互いが公正かつ公平なルールのもとに支え合う社会。機能する社会保障サービスと郵政事業を始めとする地域の公共インフラとともにグローバル経済の中で活力のある経済を両立した社会である「ともに生きる社会」の実現のために、「医療基本法」の制定など戦略的政策の遂行と、政治改革等を通じたあるべき政治体制の実現のために全力を尽くします。
・ 日本国憲法の価値と理念を実現し、かつ、それを守るために全力を尽くす政治家であること
日本国憲法の目的を記した憲法13条は、我々国会議員に対して、「一人一人の国民の皆さんのかけがえのない尊厳を守ること」、「一人一人の国民の皆さんの幸福追求への思いを最大限に実現すること」、「国民の皆さん皆が共に尊厳を守り幸せが保障される共生社会を実現すること」を命令しています。
私は、この国民の皆さまの日本国憲法が命ずる使命の最大限の実現のために全力を尽くして参ります。
また、私は、憲法遵守擁護義務を誠実に全うする政治家であるとともに、日本国憲法を傷付け破壊しようとするあらゆる政治勢力に対し、国民の皆さまの日本国憲法のもとの国会議員の使命に懸けてこれと全力で闘って参ることをお約束致します。
・ 国民の皆さまのための政治改革に取り組む政治家であること
私の信念として、私が一人の政治家として全力を尽くさせて頂くとともに、党派や政治的立場を超えて、一人でも多くの真摯な思いと能力のある政治家が国民の皆さまのために働く政治を作ることが何より重要であると考えています。私も、社会保障分野などに懸命に努めさせて頂きつつも、他の公務のためにどうしても手がけることのできない政策がございます。
日本国憲法のもとの国会議員の使命を理解しそれに応える能力と気概を有する議員が当選し、日々切磋琢磨に励み合うような政治を実現するための選挙制度、政治資金制度などの統治機構改革や民主党の党改革に戦略性を持って取り組んで参ります。
・ 国会議員としてプロフェッショナルに徹すること
私の、国会議員としての使命は、所属する民主党の一員としてその政党活動を通じて国民の皆さまのための政策や政治を最大限に実現していくこと、さらに、その前提として、小西洋之という政治家がいなければそのタイミングその内容では実現されなかったであろう政策を一つでも多く国民の皆さまのために立案し推進していくことであると考えております。
このことを実現するために、組織人として党組織を支えつつ党改革等のために必要なリーダーシップを果敢に発揮していくとともに、永田町政治におけるあらゆる不条理等に屈することなく、そして、そのためのあらゆる自己犠牲等を惜しむことなく、ただ国民の皆さまのための政策の実現等のために全力を尽くす政治家であることをお約束致します。
以上
2013年5月3日の憲法記念日に
参議院議員 小西 洋之